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岩見沢市では1500人を上回る児童生徒が発症しました。またその後家族に対する2次感染も発生していることが明らかになりました。
岩見沢市並びに北海道でこのような食中毒が起きないようにとの願いを込めて、私は3月8日の保健福祉常任委員会で質問を行いました。
この質問回答をお読みいただき安全・安心な学校給食の信頼を作っていただきたいと思います。
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(一)保健所が行う学校給食施設に対する指導について
問い
ー般的に学校給食施設に対する。日常的な指導はどのように行っていたのか。
回答
学校給食施設に対する指導についてでありますが
○ 学校給食施設は、毎日、多くの児童生徒に
給食を提供する施設であることから、
道教委において、各施設に対し、
文部科学省が学校給食法に基づき定めた
「学校給食衛生管理基準」や道教委が作成した
「学校給食衛生管理マニュアル」等に基づき、
適切な衛生管理が実施されるよう指導を行っているところです。
○ 一方、道では、毎年度策定する
「食品衛生監視指導計画」に基づき、
食品関係施設の監視指導を行っており、
その中で、1回300食又は1日750食以上を
調理する大規模な学校給食施設については
「重要管理施設」として、
また、1回50食又は1日100食以上を
調理する学校給食施設については
「重点管理施設」として、それぞれ位置付け、
ともに年2回を目処に立入調査を実施し、
その他の施設は、「一般監視施設」として、
年1回を目処に立入調査を実施しているところです。
○ これらの施設の立入調査に当たっては、
厚生労働省が定めた「大量調理施設衛生管理マニュアル」に
沿った54項目の点検表により、
それそれ各項目について点検し、
改善指導を行っているところです。
(二)保健所が岩見沢共同調理所に対して行った指導について
問
食中毒発生前に岩見沢保健所は岩見沢共同調理所に対し再三指導をしているようですが、
岩見沢共同調理所にどのような指導をしていたのかその経緯などをお知らせ下さい。
岩見沢共同調理所に対する指導状況についててありますが
○ 岩見沢保健所は、今回の食中毒の原因施設てある
岩見沢市立学校給食岩見沢共同調理所に対して、
直近ては、平成21年3月12日、同年6月2日
及び22年5月17日と
3回の立入調査を実施しており、
その際、厚生労働省が定めた
「大量調理施設衛生管理マニュアル」に照らし、
・食材の下処理なとを行う区域と
加熱調理済みの食品なとを扱う区域の明確化
・冷蔵、冷凍庫への段ホールての持ち込み禁止
・食品の加温や冷却に要する時間や温度の記録の徹底
・床からの跳ね水による汚染の防止
・履き物の殺菌の徹底
・紫外線殺菌灯の適切な交換
・・調理用ザルの洗浄の徹底
などについて、口頭により改善を指導してきたところです。
○ そのうち、紫外線殺菌灯の交換など一部については、
次の監視時にその改善状況について確認しましたが、
例えば食材の下処理などを行う区域と、
加熱調理済みの食品などを扱う区域の明確化や、
跳ね水による汚染防止などについては、
施設の改修が必要な場合もあることから、
引き続き改善を求めていたところです。
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