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2010年9月28日 (火)

一般質問終わる 平成18年北海道アイヌ生活実態調査結果訂正について

一般質問終わる  平成18年北海道アイヌ生活実態調査結果訂正について

 この調査の目的は「北海道では、アイヌの人たちの生活の向上を図るために、教育、労働、住宅、産業など暮らしに係わる各種の施策を行っておりますが、そのためには、まず皆様の生活の状況を知る事が必要となります。」としていました。

 その調査結果の「北海道アイヌ生活実態調査 報告書」の中で生活意識の調査報告があります。
 前回調査と比較すると「少しゆとりがある、豊かである」が64ポイントも大幅増加と報告し、新聞はアイヌ民族意識調査7年間で大幅改善との見出し記事が出されました。
 ところがその%数値が それぞれ調査結果と逆に印刷していた事が明らかになり、「とても苦しい」報告すべき結果が「豊かである」数値へ「少しゆとりがある」と報告すべき結果が「多少困る」数値へ、楽と苦しい数値が全く逆転していた結果であるとつい最近訂正されました。

7年前調査より苦しい生活実態が正しい結果でした。

 私は人間のやった事だから間違いはあってはならないがあり得ると考えています。ですから適切な修正などがされていれば問題は無いと考えますが。そこでお聞きします。

1.当時この実態調査を行った 北海道アイヌ協会の調査担当者が生活の実態を見て
 前回前々回の調査と比較して改善されたという集計はおかしいので道に対して再調査をお願いしたが再調査はされなかった。
 この声を聞いて調査書類をすぐ確認していたらこの様な単純な間違いはすぐ発見されたと思います。今年までかかった理由を伺います。

2.この調査の訂正はどの様な形でそれぞれに行われたのかそれぞれの件につきお答え下さい。
3.第一回「北海道アイヌ生活実態調査」の結果を踏まえて第1次「北海道ウタリ福祉対策」が74年度から7年計画で実施され。その後7年毎に調査し福祉対策が立てられています。
 この度の調査資料も「アイヌの人たちの生活向上に関する推進方策(第2次)」策定の基礎となっていると考えます。
 推進方策の中で「道が平成18年10月に実施した「北海道アイヌ生活実態調査」の結果をみると、アイヌの人たちと道民一般との格差は、相当程度改善されてきていますが、生活や教育などの面において、なお課題が認められます。」としております。
 この認識に至るには「生活意識」の誤った数値が影響を与えているとすれば推進方策の再検討が必要と考えますが「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の委員でもある知事の考えを伺います。

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