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2010年9月28日 (火)

一般質問終わる 解説2次救急医療圏の救急医療機関の体制強化

一般質問終わる 2次救急医療圏の救急医療機関の体制強化

二、2次救急医療圏の救急医療機関の体制強化について
 北海道では死亡の原因第1位はがん、急性心筋梗塞が2位、脳卒中が死因の3位となっています。
 救急車で搬送される患者で寸刻を争う生命に関連のある病気は心臓疾患、脳疾患となっております。
  救命効果を上げるために病院への搬送時間の短縮が課題とよく言われます。
 北海道医療計画の急性期医療では来院後1時間以内に専門的治療を開始することとしており、計画には急性期の医療を担う医療機関一覧掲載されていますが、本道の広い地域をカバー出来るかは疑問です。
 搬送時間の短縮のために北海道は3機のドクターヘリの導入を図っておりますがドクターヘリに頼らなくても発症者の近くに病院がある事が重要です。
 私の住んでいる岩見沢市には脳神経外科の治療を行う医療機関が2カ所有ります。一カ所は市立病院総合病院で、もう一カ所が脳神経専門のクリニックです。
 私の知人・友人が今年脳疾患で三人も救急車でこのクリニックに運ばれました。全員一命をとりとめその後の生活もなんとか支障なく暮らしている方もおります。
 このクリニックは南空知の二次医療圏での脳疾患救急外来を担っており24時間手術の対応が出来るという事で脳疾患の救急が岩見沢はもとより南空知各地からも搬送されてきています。
 多くの人命を助ける事が出来たのは脳神経医院が救急患者に対応出来る医師を常時待機させるようにしているためと考えます。
 疾患救急だと救急車はこのクリニックを目指すのだと思います。
 事務方の話では先生方はとにかく目の前に助けを求めている患者が居るそれは断れない。救急で運ばれた方を自分たちの力で治療する、救命するという事しか考えていない本当に頭が下がるとおっしゃっていました。満員のベットの事など考えないのだと言います。
 しかしネックは19床というベット数にあります。19床のためいろいろな問題が発生します。
 素朴な私の疑問として、19床のベットが満床の時救急患者はどうなるのだろうか。
 ベット満床で断る事は出来るが救急車からの連絡で手術が必要となれば、このクリニックのお医者さんは断らないわけですが、手術後のベットはどうなるのと言う疑問が出ます。
 臨時応急のために一時的に入院させる事は認められていると承知していますが、常に満床のため、早晩誰かに退院していただく事が必要になります。
 こんな話も伺いました。自分が手術した患者はこの辺まで回復すると思う。リハビリもやってと言う見通しも立てる。でも19床では、その後は他の病院を探して転院させざるを得ない。」とのことです。
 増床すればいいんじゃないですかと聞きましたが増床が出来ない現状にあります。
そこで伺います。

1.脳卒中の急性期医療を担う医療機関の公表基準について。
 本道の脳卒中の急性期医療を担う医療機関は道の助成などにより医療機関名公表基準に該当したのか、それとも医療機関の自己努力により基準を満たし申請により認められたのか伺います。

2.地域に必要な病床について。
 脳神経外科医療は、近年におけるCTやMRI等の医療機械の発達により切開せずに外部から患部を詳細に把握することが出来るようになって飛躍的に進歩してまいりました。
 脳神経外科の医療機関が各地域で開業されてまいりました。岩見沢の例で言いますと病床数19床のクリニックであり、地域において大きな役割を担っておりますがベットが不足する事で寸刻を争う治療が出来ない事はとても大きな問題です。
 そこで伺いますが医療法の規定に基づき、第2次医療圏ごとに基準病床数が定められていますが、道として脳梗塞や急性心筋梗塞に対する急性期医療を担う地域の重要な医療機関については、増床についての対応が必要と考えるが、知事の所見を伺います。

3.医療機関の役割分担と連携について。
 北海道医療計画は効率的な医療提供体制の確保として、一つの医療機関で完結する医療から医療連携により地域に於いて医療を分担、完結する医療が求められている。としていますが医療計画策定後今日までどの様な進展があったのか伺います。
 また地域医療を支えるための仕組みなどどの様な事を検討しているのか伺います。

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