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2010年3月16日 (火)

北海道産米の競争力強化について質問しました

北海道産米の競争力強化について質問しました

第1回定例道議会で北海道産米の競争力強化について質問しました。

省力化については作付け面積拡大にとって重要な課題です。

パワーアップ事業の継続については同僚議員に質問していただきました。

以下が質問全文です。

質問(農政部)

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 北海道の主要産業は農業であり活力ある農業の振興は極めて重要な課題と認識しています。
 私の住む岩見沢市は米の作付面積、収穫量ともに全道一の「米どころ」です。
 私は昨年、地元で水稲の種を水田に直接播種する「直播栽培」の取組を、春先から収穫される秋まで通してこの目で見て参りました。
 北海道米の生産を維持していくためには、こうした直播栽培などによる省力化技術はもとより、生産コストの低減やブランド化に向けた取組の拡大・普及が何より重要であり、今後の道としての対応も含め以下伺います。

1.省力化やコスト低減などによる本道稲作の振興について

 普及センターや試験場などの熱心な指導体制の元、乾田や湛水方式による直播栽培が急激に増えており、育苗作業など春先の労働力軽減や機械移植との組合せによる作業期間の拡大、また育苗用ハウスを活用した施設園芸の導入など多くの成果が上がっています。
 一方米価低迷の中、生産コストの低減は避けて通れないものであります。
 戸別所得補償制度においても、平均を下回る生産コストを実現することは、直接農業所得を増加させることに直結するものです。
 私は水田農業の担い手の減少や高齢化が進む中、こうした直播栽培をはじめとした省力化やコスト低減に向けた取り組みは極めて重要と考えますが、今後、本道の稲作農業の着実な発展に向けて、道としてどのように対応されようとの考えか、知事の見解を伺います。

2.ブランド力の強化に向けた取組み

 省力化や低コスト化と併せ、美味しくなった北海道米のブランドカをいかに保持し拡大していくかが、今後の大きな課題です。
 地域によっては、「美味しい」と評判の米でも、生産地や生産者によっての格差や経年による食味レベルの低下なども現実に発生しています。
 府県産米に負けない水準まで食味レベルが向上した北海道米のブランドカをさらに向上させるため、道として今後、どのような具体的方策を持って臨もうとしているのか伺います。

3.4月から研究施設の統合独立行政法人化が行われます。

 北海道の農業発展に貢献してきた農業試験場の独立法人化について農家の方々の不安が出ています。今よりは研究の質などが下がることはないと思いますが今後の見通しなどを含めてお聞きします。

1).米を例に取るなら品種改良に道立農試験場の果たした役割は大きなものがあります。今後も継続した米の品種改良が必要です。また稲の直播品種改良が他県で進められている中で食味の良い直播品種の出現が待たれています。
 しかし独立法人化で儲からない研究はしないのではないか。研究が縮小になるのではないかと農家の方々が心配をしています。
 北海道立総合研究機構においては、基礎的な研究をはじめとする研究に取り組んでいくのか伺います。

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再質問・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

指摘と再質問について

 質問で答えていないことがあり。
 再質問しました。
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北海道米の競争力強化の取組みについて

指摘と再質問を行います

 わたしは水稲直播について種まきから稲刈りまで作付けをしている状況の見学を通して。
 農業改良普及指導員の指導に農家の方は信頼をおいて作業を進めていることを強く感じました。
 北海道産米の競争力を強化するためには、土地基盤整備や効率的な生産システム確立などの取組が重要である事はもちろんですが、これらの取組を推進していく上で、地域に密着した活動を行っている農業改良普及センター、そして水田で畑で農家の方と共に汗を流す農業改良普及員の役割が多きいのではないかと考えます。

1.普及センターの予算の確保について

 農業改良普及センターの活動は非常に重要な働きをしています。その中で道予算が逼迫している中で、「担い手」を育てる、「産地」を支える、環境に配慮した農業への転換、安全・安心な農業への取り組みの支援、農業を核とした地域活性化への取り組み等の事本来的な業務を支障なく行うような必要十分な予算付けを是非確保すべきであること。
 
2.普及員の人材の確保について。

 普及員の配置数は現在急激に減少を続けている状況とお聞きしています。また団塊の世代の退職時期とも重なっています。この状況をもって配置定数の削減などが安易に行われないか危惧するものです。北海道の農業発展を支える農業改良普及指導員の安定的な採用と育成を早急に進めるべきことを知事に強く指摘申し上げます。

 質問
1.農業改良普及センターの今後どのような取組みについて

 北海道産米の競争力強化をはじめ、水田農業の振興を進める上で、重要な役割を果たすべき農業改良普及センターは、今後どのような取組みを進めていこうとしているのか知事の見解を伺います。

2、北海道立総合研究機構の予算について。
 私の地元にも農業試験場旧稲作部現在試験地があります。
 試験地の農地の売却などにより農業試験場の将来についての不安もあります。
 先ほどの説明では農業試験場に於いて引き続き研究が進められる事については米の品種改良などについて具体的に示され理解は出来るものの研究組織体として現状をどう維持するか。農業試験場の独立行政法人化に対する心配はつきない。
 そこで、試験場の維持に関わる予算が年1%づつ5年間削減としていますがそれ以上の削減がないのか伺います。

3.北海道立総合研究機構の研究員について
試験場があっても研究員がいなくなってしまったら研究活動は出来ません。また研究員の削減などが有ってもこれからの北海道の産業の発展がありません。
 研究員の定数の見通し、研究員の定着、確保などはどのように行われるのか伺います

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