高額通学費支払者に対する通学費援助を質問
高額通学費支払者に対する通学費援助を質問
第4回定例道議会予算特別委員会で行った質問と答えについてお知らせします。
10区管内の各地をまわりまして地域の声を聞きました。
同じ北海道に住んでいても高校に通うのに一月に3万円もの定期代をかけて通学しなければならない高校生がいる事を教育行政はどう考えているのだろうか。
たまたま生まれた場所・地域によって教育格差がはっきりと存在します。「何とか格差を縮めたい。」そんな思いで質問しました。
質問一.高等学校通学費補助制度の策定について。
いろいろな地域を回りまして住民の皆さんからお話を伺って参りました。その中で道内のある場所で高校に通学するために3万円以上の通学費がかかるという話を聞きました。 道内には経済的理由で退学する生徒もいるといいます。
このようなことから
問い1.道内公立高等学校で通学費調査を実施した事はあるのか伺いました。
答弁:毎年実施している「生徒の実態等に関する調査」において5000円きざみで人数を把握する大まかな調査を行っている。 という回答でした。
やりとりの中で5000円刻みで最高額2万円以上までの調査は年度当初していいる。
その結果から推定すると北海道の高校生は約11万人であり、2万円を超えるのが、その2%~3%と考えられる。
ですから2万円以上の通学費を支払っている生徒は2000人から3000人と思われます。
問い2.適正配置の統廃合以外で通学費支援があるのか伺いました。
答弁:道立高等学校の再編に伴う「遠距離通学費等補助制度」以外の通学費支援については行っていない。
問い3.道内どこに生まれたとしても均等な教育を受けられる為に、通学対策をどのように行っているのか伺いました。
答弁:列車やバスの増便や、利用しやすいダイアの設定などの要請を行っている。
問い4.通学費の支援を行うべきと考えるが教育長の考えを伺いました。
答弁: 道立高等学校の再編に伴う「遠距離通学費等補助制度」や奨学金制度の活用を図っている。
新たな通学費支援は難しいと考える。 という回答でした。
地域による教育格差がこの広い北海道の各地で起きています。
子どもたちは生まれる地域を選ぶ事は出来ない。
どの子にも行き届いた教育条件・環境の整備が必要不可欠です。
これからも教育を受ける格差解消に取り組んでいきます。
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