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2009年3月13日 (金)

北海道の先住民族であるアイヌ民族に対する政策について質問        

 道議会の一般質問に於いてアイヌ民族に対する質問を行いました。

 質問としては下記の草稿で行われました                     

 「アイヌモシリ=北海道」の大地は蝦夷の人々の生活する大地である故に
 蝦夷地と呼ばれておりました。秀吉も信長も蝦夷の地と認めていました。

 蝦夷地はまた中央政権の支配力の及ばぬ土地でありました。

 
 家康から松前氏に発給された黒印状は、
松前藩に蝦夷(アイヌ)に対する交易独占権を認めていました。
 蝦夷地には藩主自ら交易船を送り、家臣に対する知行も、
蝦夷地に商場(あきないば)を割り当てて、なされてました。
 松前藩は、渡島半島の南部を和人地、それ以外を蝦夷地として、
蝦夷地と和人地の間の通交を制限する政策をとりました。
江戸時代の初めまでは、アイヌが和人地や本州に出かけて交易することが普通に行なわれていましたが、松前藩はしだいに取り締まりを厳しくしました。
 松前藩の直接支配の地は和人地に限られていました。

 ところが明治政府は明治二年に太政官布告によって蝦夷地の呼称を廃止し北海道と称するように決定しました

 この結果かつての蝦夷地に和人が国策によって大量に流入する結果となり現在に至っています。
 
数々の法律により

 アイヌ民族が生活の糧である食料を得るために民族が共同で利用してきた土地および資源を合意なく取り上げられ
住み慣れた土地から強制的に去るように言われたり、仕向けられたりしました。
 このような中で開拓民の支えになったアイヌの人もいました。
下夕張鉄五郎という人は開拓期夕張川のほとりに住み開拓民のために道案内をしたり、
栗山町史には「病人があれば病状を書いた紙を持って、千歳の医師宅に急ぎ、薬をもらって人々の役に立ったと伝えられている」
現在も由仁町、長沼町、栗山町の開拓功労者とされていると言うことです。

 さらには開拓民が生活苦から赤子をそっとアイヌの人の玄関に起き去りにしていってしまう。和人の子を育てたアイヌの人たちが何人もいたということです。
 
 諸外国では移民者が先住民の土地に開拓に入る時先住民族に不利ではありますが先住民族と国家との間で条約を取り交わしています。
 しかしながら日本の国と先住民族であるアイヌとの間に条約は結ばれていなません。
 

道議会におけるや意見書等が繰り返し決議されております。
 内容は「生活の向上の視点で、国の責務として拡充を図ることが求められるものであり、道においても、アイヌ施策の推進に主体的に取り組む必要がある。」としています。

 国は容易に先住民族と認めようとしていませんでした。
しかし洞爺湖サミットの昨年
「アイヌ民族を先住民族とすることを求める」国会決議があり、
やっとアイヌ民族を日本国の先住民族として認知しました。
 決議には「我が国が近代化する過程において、多数のアイヌの人々が、法的には等しく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたという歴史的事実を、私たちは厳粛に受け止めなければならない」事を内容としていましたが
アイヌ民族に対する施策に変化するものはほとんど無い状態でした。

 アイヌ民族を日本の先住民族と認知した国が行うべき事は
アイヌ民族の権利の回復と過去の政策について公の謝罪を含む反省が必要です。

 しかし現実問題として北海道は国に施策を求めるだけでなく率先してアイヌ民族の権利回復のための施策を行わなければならないと考えます。

 次の諸点について伺います。

1.昨年6月、北海道議会においては「アイヌ民族を先住民族と位置づけるための措置に関する決議」をいたしました。


この決議では、国においては総合的な施策の確立を速やかに実現し、
国の責務として生活向上施策の拡充を図ることを求めると共に、
「道においても、アイヌ施策の推進に主体的に取り組む必要がある」としております。
知事は、どのようにアイヌ施策の推進に取り組まれてきたのか、伺います。

2.アイヌの人たちと道民一般との間で、所得の格差は解消されていません。格差解消のためにはアイヌ民族の雇用の拡大政策を進めることが重要と考えます。
 雇用の安定を図るため、障害者の採用義務枠があるように、
北海道の機関に一定数のアイヌ民族採用枠を設けることが第一と考えますが知事の所見を伺います。

3.派遣労働者を正規雇用者とした場合100万円支払う制度が行われます。
これと同様にアイヌ民族を新規に雇用する企業や雇用している企業に雇用補助金を出すなどの積極的施策を行ない雇用を拡大とすべきと考えますが知事の所見を伺います。

4.所得の格差が進学や学力の格差へ広がることは明らかです。
アイヌの人たちの高校進学率や大学進学率は、北海道全体、全国と比べて低いと思われますが最新の状況を伺うとともに、この状況を改善するためにどのような方策を採っているのか知事に伺います。

5,アイヌ民族の子どもが高校進学率・大学進学率が低い事を改善するために、教育面の人的支援が必要と考えます所見を伺います。

6.偏見と気づかないことがアイヌの人たちに対する差別を生み出しています。
北海道は学校教育はもとより広く道民・国民に対してアイヌ民族がたどった歴史をきちんと知らせるべきと考えますがどのように取り組まれているのか、知事に伺います。

との内容で質問を行いました。この質問は最初の草稿はもうすこし長かったのですが時間がないため一部表現を省略して上記の文となりました

に対する回答が行われました。この回答の要約と再質問に代わる指摘は後日アップします

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